トリミング通信
トリミング通信Vol.10 犬のシャンプーの仕方 自宅でのコツ
~犬のシャンプーの仕方 自宅でのコツ~
トリミング通信 Vol10 担当千葉
1.まずはブラッシング
全身をブラッシングし、被毛のもつれをほぐし、汚れを落として毛並みを整えます。
犬の皮膚はデリケートなので、ブラシで肌を傷つけないように気をつけましょう。
長毛の犬など毛玉ができやすい犬の場合には、ブラシで無理に引っ張らず、指で少しずつほどいてあげてください。
2.シャンプー本番
■シャワーのかけ方
まずはお尻や後肢など、顔から遠いところから順にお湯をかけ、徐々に顔に近づけていくようにして下さい。
顔のシャワーを嫌がる場合には後頭部からお湯をかけたり、スポンジなどで拭くようにしてあげましょう。
■シャンプーするときのポイント
薄めるタイプのシャンプー剤は、先に桶を使って規定の量に薄めます。
十分に体が濡れたのを確認して、お尻や後肢から順に手早く洗ってください。
3.洗い流す時のポイント
しっかりと全身を洗ったら、シャンプー剤が残らないように充分にすすぎます。
すすぎのときは、今までとは逆に、顔から順番に流し、内股、脇の下、指の間など、しっかりすすぎましょう。
シャンプ剤が残っていると、皮のトラブルを起こす恐れがあるので、充分に洗い流しましょう。
4.リンスは必要?
シャンプーの後はリンスをしてあげると、アルカリ性になった皮膚を弱酸性に戻したり、静電気防止にもなります。
薄めたリンスを顔にかからないように注意しながら体全体になじませ、マッサージをかねて体全体に行きわたらせましょう。
リンスが全体に行きわたったら、シャンプーと同じようにしっかりと洗い流しましょう。
5.ドライヤーでしっかり乾かす
タオルで水分をふき取ったら、次はドライヤーを使ってしっかりと乾かします。
ドライヤーの風を低温にし、自分の手に風を当てても熱くない距離(約30cm程)まで離して、後ろから毛をかき分け根元に風をあてましょう。
風で毛についている水滴を吹き飛ばすイメージで!!
音にビックリしてしまう犬もいるので、最初は弱風で始めるといいでしょう。
ドライヤーをかけながらブラシで毛を分けたり、タオルで拭きながら風をあてたりすると、さらに乾きが早くなります。
6.シャンプー後はゆっくり休ませて
シャンプーすることは、犬にとって人が思うより緊張し体力を消耗します。
体調が良い時でもシャンプー後はゆっくり休ませてあげることが大事です。