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コトブキニュース

Vol.33 「下痢についてのお話」

コトブキ通信 Vol.33「下痢についてのお話」

担当:加藤

下痢について

年間を通して、来院される症状で1番多いものは下痢です。
そして、その理由は色々あります。
・温度・気温の変化
・食べ過ぎ
・春→夏→秋→冬→春などの季節の変わり目
・電信柱の臭いをよく嗅ぐ(散歩中の拾い食いなど)

食事によるもの

日常的によく起こる下痢の原因としては、食べ過ぎや急にフードの種類を変える、私たちの食事を与えたというものが多いです。
そして、牛乳や乳製品をうまく消化できず、下痢になる事があります。
元々は肉食動物なので野菜の消化が得意ではなく、野菜の与えすぎが原因になる事も…。

細菌感染によるもの

腸炎を起こす細菌は沢山いますが、サルモネラ菌やカンピロバクター菌などが主な原因です。
お散歩中の拾い食いや、他の犬たちが排泄した場所をなめたり、ゴミ箱あさりなどによって、腸内で菌が増殖し、下痢や腹痛を起こします。
体力や免疫力が低下すると、腸内細菌のバランスが崩れやすくなります。

寄生虫によるもの

お腹の虫(回虫、鞭虫など)の寄生によっても、下痢などを起こす事があります。
子犬や子猫を飼い始めたら、すぐに糞便検査をしましょうね!!
※下痢や軟便の時は、便をラップなどに包んで持ってきてください!

IBD(炎症性腸疾患)

原因不明の慢性的な下痢の中で、1番多いと言われるのが、IBDです。
これは、自分の免疫で、自分の腸を攻撃してしまう病気で、腸粘膜が炎症を起こして、栄養分を十分に吸収できなくなります。
原因は明らかではないが、遺伝性、食物のアレルギー、細菌感染などの複合的な関わりが考えられています。
これは完治が難しいため、食事療法と内服でコントロールしていきます。