コトブキ通信
Vol.70「モルモットについて」
コトブキ通信 Vol 70 担当吉永 <モルモットについて>
モルモットは南アフリカに生息するテンジワネズミが家畜化した夜行性の草食動物です。
ずんぐりむっくりとした体形で、前足の指は4本、後ろ足の指は3本です。
大きさ(全長)は、約20~40cm。寿命は約5~7年。
~特徴~
●穏やかで大人しい
モルモットは穏やかで大人しい性格のため、比較的飼いやすい、と言われています。
●警戒心が強い
環境の変化に対しても、ストレスを感じやすくゲージの場所やエサを変えることもストレスになる。
●歯は伸び続ける
すべての歯が一生伸び続ける。牧草やかじり木によって歯を摩耗し、適切に長さを保つ。
●オスとメスの違い
オス
・比較的飼い主に甘える性格。
・飼い主とのコミュニケーションをより好む。
・発情期に独特な臭いを発散することがある。
メス
・マイペースで温厚。
・必要以上のコミュニケーションを好まないことが多い。
・卵巣や子宮に関する病気になることが多い。
●鳴き声を発してコミュニケーションを取る
さまざまな鳴き声を発して気持ちを表現します。
何かを要求しているとき → キューキュー、大きな声でプーイプーイ
甘えているとき → キュイキュイ、小刻みに小さな鳴き声プイプイ
警戒しているとき(怒っているとき) → キーキー、キューキュー、グルグル、グルルル
驚いた時 → キャン、繰り返しサイレンのようにキューキュー
苦しい時、痛い時 → ピーピー
~モルモットの種類~
●イングリッシュ(ショート・アメリカン)
イングリッシュは、モルモットの種類の中でもっとも有名な品種です。やわらかい直毛で、さまざまな毛色がいます。社交的な性格のため、はじめてモルモットを飼うのにおすすめです。
●クレステッド
クレステッドはイングリッシュに似ていますが、頭にロゼットと呼ばれるつむじがあります。つむじが冠毛(クレスト)になっていることから命名されました。
●アビシニアン
アビシニアンは、体中につむじがある巻き毛のモルモットです。毛は硬く、イングリッシュやクレステッドよりも長い毛を持ちます。
●テディ
テディは縮れた毛をもつモルモットです。突然変異で生まれ、つむじはありません。
●シェルティ
顔以外の毛が長くつむじがありません。直毛でこまめなブラッシングが必要です。
●ぺルビアン(アンゴラ)
シェルティと異なり顔も直毛で覆われています。特に毛が長い品種をアンゴラと呼びます。
●テッセル(テクセル)
縮れた長い毛を持つ品種です。
●レックス(レッキス)
テディに似た縮れ毛の品種です。テディよりもレックスの方が毛の巻きは少なくなっています。
●スキニギニアピッグ
体毛がほとんどなく顔周りに少し生えています。体温調節が難しいため温度管理を徹底する必要があります。