コトブキ通信
Vol.73 ハムスターについて
コトブキ通信 Vol 73 担当吉永 <ハムスターについて>
・体の特徴・
ハムスターはネズミの仲間だけあって、体が小さいのが特徴です。大型のハムスターの体長は、ゴールデンハムスターでも17~18cmほどしかありません。
ドワーフハムスターの場合、体調はゴールデンハムスターよりも一回り小さくなります。
また、ハムスターは手足やしっぽが短く、種類によってはしっぽが体に隠れて見えません。
・顔の特徴・
耳の後ろには、首に沿って肩まで広がる「頬袋」があります。頬袋はハムスターが餌や食べものをしまっておく器官です。まれにハムスターの頬袋がひっくり返り「頬袋脱」を起こす場合があります。
・性格の特徴・
警戒心が強い個体が多く、とても臆病です。また、縄張り意識が強い生き物です。
他のハムスターと一緒に飼うと激しいケンカが起こる可能性が高いため、複数飼育する場合には一匹につきひとつのゲージを用意しましょう。
・生活の特徴・
夜行性のハムスターは、昼間にハウスで寝ている姿や、ゲージの隅でじっとしている姿が見られます。
ハムスターの飼育に適した室温は20~25度です。
ハムスターは気温の変化に弱いため、室温を一定に保ちましょう。
<ハムスターの種類別特徴>
・ゴールデンハムスター・
体長が17~18cm、体重が100~130gとやや大きめのサイズ。性格は穏やかな個体が多い。縄張り意識が非常に強いため、多頭飼育はあまり向いていません。
・キンクマハムスター・
ゴールデンハムスターを改良し、経路を作り変えたハムスターを「カラーハムスター」と呼びます。ゴールデンハムスターの穏やかな性格はそのままに、黒っぽい耳やアプリコットカラーも毛並みが人気です。
・ジャンガリアンハムスター・
小型のハムスターを総称した「ドワーフ(小人)ハムスター」の代表的な品種でもあります。
警戒心が強い個体が多い他のドワーフハムスターと違ってジャンガリアンハムスターは賢く人懐っこいため、初めて飼うハムスターにおすすめです。社交性が高い個体が多いため、個体によっては多頭飼育も可能です。
・ロボロフスキーハムスター・
ハムスターの品種の中でも小さく、ちょこまかと動く姿が人気です。体調は7~10cm、体重は15~30g。
臆病な個体が多く、飼い主になつきにくいことがあります。