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コトブキニュース

Vol.63「犬が吠える理由としつけ方」

コトブキ通信 Vol 63 担当吉永「犬が吠える理由としつけ方」

 

犬にとって吠える行為は、意思表示の手段のひとつです。
私たち人間が言葉やジェスチャーを使うように、犬は吠える事で私たちコミュニケーションを取ろうとしています。
そのため、うるさいからという理由で過剰に「吠えたらダメ!!」と叱るのは、人間のわがままかもしれません。
お互いに心地よく暮らせるように、適度にしつけをすることが理想的です。

 

要求吠え

人間に何かしてほしい時に吠えること。吠えた時に おやつをあげたり、散歩に行ったり、愛犬のお願いをつい聞いていませんか?このような状況が続くと 「吠えれば要求が通る」と学習し、要求吠えがクセになって しまいます。しつける時は、吠えても思い通りにならないことを 辛抱強く教えましょう。愛犬が要求吠えをしても反応せずにその場から離れ、吠え終わったら褒めてあげることで 「待てば褒めてもらえる」とわかり、徐々に要求吠えをしなくなります。

興奮吠え

嬉しくて気持ちが高ぶった時にする吠えです。飼い主が 帰ってきたときや来客に撫でてもらったときに人間が一緒になって喜ぶと、犬は余計に興奮して吠えてしまいます。 帰宅した時に犬が駆け寄ってきてくれるとつい嬉しくなって しまいますが、ぐっとこらえて愛犬と目を合わせず静かになるまで無視します。落ち着いたら低いトーンとゆっくりした 動きで接してください。飼い主の冷静さが必要です。

不安吠え

飼い主の外出を察知したら吠える、少し離れただけで吠えるなど、犬が不安感を覚えて吠えることを「不安吠え」といいます。 留守中も吠え続けたり、物を破壊したりと問題行動を起こす場合は分離不安症という障害の可能性もあります。 まずは、家の中で少しだけ別の部屋にいる時間をつくり、 静かにしていたら褒めてあげます。離れる時間も少しずつ 増やしていくことで、愛犬は「離れても飼い主は絶対に帰ってくるんだ」と理解し、どんどん一人の時間に慣れていくでしょう。 お留守番をさせる時は「構ってあげられなくてごめんね」という気持ちに感づかれないように、ソワソワせず毅然とした 態度で出かけることがポイントです。

警戒吠え

チャイムが鳴ったときや散歩で人とすれ違ったときの 吠えは「警戒吠え」といって、飼い主や自分の身の危険 を感じ、注意を促すために吠えています。
通常、来客や歩行者は数分でいなくなるので、 自分が吠えたことでいなくなったのだと勘違いしてしまい ます。家の中での対処法は、吠え止むまで無視する ことです。吠えなくなったらおすわりで気持ちをクールダウンさせ、静かになったら褒めてあげましょう。家の外での 場合は、人とすれ違うまでおすわりやおやつで気をそらし、その間吠えずにいたら褒めてあげましょう。

ストレス吠え

その名の通りストレスを感じて吠えてしまうことです。 モヤモヤが溜まると、犬も人間と同じように大声を 出してストレス発散をします。運動不足引っ越しなどストレスの原因が思い浮かぶ場合は、 しつけるより、ストレスの原因を取り除いて あげた方が吠えにくくなるといわれています。 コミュニケーションを取って安心感・満足感を 与えると、自然とストレス吠えは少なくなるでしょう。

 

犬の吠えが収まらないとつい頭ごないこ 叱ってしまいそうになりますが、犬が吠えている 時に叱ったり話しかけたりすると、犬が余計に ストレスがかかるうえに「構ってくれた」勘違いし 余計に吠える場合もあるため注意が必要です。 なぜ愛犬が吠えているのか原因を探るところ からはじめ、それぞれの原因にあったしつけ方をすることが大切です。
怒りたい気持ちをこらえて「静かになったら褒める」 「上手にできたら褒める」を意識してしつけを行いましょう。
叱るしつけではなく愛犬に寄り添った「褒めるしつけ」で吠えをなおしていきましょう。