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コトブキニュース

Vol.65「猫の熱中症について」

コトブキ通信 Vol 65 担当吉永「猫の熱中症について」

熱中症とは、暑さにより体温調節が出来なくなる機能障害のことです。
猫の体温も気温や湿度の上昇につれて上がりますが…健康であれば体の調節機能が働き、 体温を一定に保つことができます。ところが気温が体温より高く、湿度で熱の発散効率が下がると 体温調節がうまくいかなくなってしまいます。そうなると体温の上昇が押さえらなくなり、症状が重くなると 脳や内臓に大きなダメージを受けてしまいます。猫の汗腺は犬と同じく肉球の回りにあるだけで、汗で 体温を下げることができません。熱中症は風のない熱気のこもった室内で起こるケースが多く、 室内で飼われている猫は注意が必要です。窓を開けて風通しをよくしたり、エアコンや扇風機などを活用し 熱中症の対策をしましょう。

熱中症の症状は?

・酸欠によるチアノーゼや全身のけいれん
・目や口の粘膜が充血し始め、体に触れると 段より明らかに体温が熱いと感じます
・平常時に比べ呼吸が早くなる。症状が進むと 犬のように口を開け、舌を出した激しい呼吸になります
・足元のふらつき

熱中症を起こしやすい猫は?

・鼻の低い品種
・被毛の厚い長も品種
・療養中の猫
・老猫
・仔猫
・肥満の猫
・心臓や呼吸器に疾患がある猫

熱中症になりやすいのは?

・前日の気温差がある。
・気温が高くなくとも湿度が高い
・室温と屋外との温度差が大きい

熱中症になってしまうケースは?

・ゲージの中で水がなくなってしまったり、尿意を我慢していた
・急激な温度変化についていけない
・冬のアンダーコートが残っていて、体の蒸れ、熱が 発散できなかった

熱中症を防ぐには?

猫を残して外出する場合は、必ず涼がとれる場所、 環境を確保してあげてください。
猫をゲージに入れておく 場合は予備の水を用意します。スペースに余裕があれば アルミプレートやアイスジェルマットなどを敷いたり、 凍ったペットボトルを数本並べて置くと、そこで涼むことができます。

 

もし熱中症になってしまったら?

保冷剤や氷で頭部と頸動脈、わき、そけい部を冷やし 濡れタオルで全身を拭くなどして、体温を下げ、呼吸がスムーズにできるように首の向きを正します。 応急処置の間に動物病院へ連絡を入れ、獣医師の指示に従ってください。すぐ回復するような軽症であっても、内臓にダメージを受けている可能性もありますので、必ず動物病院で診察を受けるように してくださいね。

熱中症は不測の事態とは言いがたく、 飼い主の配慮で防ぐことが可能です!!