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コトブキニュース

Vol.67「うさぎの病気について」

コトブキ通信 Vol 67 担当吉永「うさぎの病気について」

〜消火器の病気〜

『毛球症・胃腸停滞』

●症状
「食欲不振、便が小さく少なくなる」
うさぎは毛繕いをして消化管内に毛玉が溜まったり、異物を誤って食べてしまっても、嘔吐は出来ません。そのため、毛玉や異物が消化管を閉塞させてしまうことがあります。
悪化すると消化管内にガスが溜まり、衰弱してしまいます。
腸閉塞がみられると死亡するケースが多くなります。
●予防法
→ブラッシングをマメにする、異物を食べさせない、繊維成分の多い野菜、干し草を給餌する。

〜歯の病気〜

『不正咬合』

●症状
「食欲不振、歯ぎしりをする、口の周りがよだれで濡れている、体重減少、下痢」
うさぎには前歯(切歯)だけでなく、奥歯(臼歯)もあります。全ての歯は一生伸び続けます。
正しい食生活をしていれば、自然と歯もすり減っていきますが、ゲージを噛む癖や不適切な食餌、遺伝などさまざまな原因により歯の咬み合わせが悪くなってしまうことがあります。
咬み合わせが悪いと歯が尖って伸びてしまい、口の頬面や舌を傷つけてしまったり、歯の根元に膿を溜めてしまったりします。
●治療法は?
→切歯や臼歯のカット、臼歯の不正咬合では、一般的には全身麻酔での処置となります。

〜神経筋骨格の病気〜

『斜頚』

●症状
「首が左右どちらかに傾く、目や頭が揺れる、ローリング」
細菌感染などのよる内耳の病的な変化、エンセファリトゾールに脳の一部が浸されたために起こります。神経の外傷や腫瘍の可能性もあり、原因が分からず突然発症することもあります。悪化すると、採食困難となり衰弱してしまうことが多いです。
●治療法は?
→原因にあわせて治療を行います。細菌感染が原因であれば、抗生剤を投与します。
エンセファリト症は、長期的に駆虫薬の投与を行います。

うさぎは病気であることを隠してしまい、具合が悪くなっても元気な素振りを見せたりします。そのため、飼い主さんが病気に気付いた時には病状が深刻化していることがよくあります。元気そうで何か変だな?と感じたら早めに動物病院へ