お知らせ
むずかしい・・・。
さて突然ですが、人が病気になって医師にその症状を説明するのは、大抵自分でします。
まぁ、小さな子供などは例外ですが。
ではペットの場合はというと、おうちの方が何となく、元気がないなぁとか、様子がいつもと違うなぁと感じて来院されます。当院でも診察のはじめは問診で、院長が「どうしましたか?」で始まります。
ワンちゃんもネコちゃんもその他、ウサギちゃんや小鳥ちゃんなどなど、言葉が通じません。そこが人のお医者さんと獣医師との違いです。
怪我や皮膚疾患など目で見て、すぐわかる場合もありますが、そうでない場合は様々な角度から、アプローチして診断をしていきます。
よく足の調子が悪いようで、引きずるとか、上手に歩けない・・・などというので、では「ちょっと歩いてみましょう。」と院内で試してみると、「・・・・・・・!」
まったく問題なく歩いたりします。
病院に来て、ワンちゃんたち、時に何事もないかの如く気丈に振る舞います・・・役者じゃのう。
そんな場合を考え、気になる症状があったら、スマホがあります!
動画で撮ってきてください。あぁ、こんなにつらいんだってわかりますからね。
便利な世の中になったものです。
さて、昨年私は少々、体調を崩し、病院のお世話になりました。
普段健康なもので、症状の説明がまったくダメ!
「なんだか、急にぐぁ~となって。」
「わぁ~と立っていらてなくて・・・」
原因不明のめまいの説明だったのですが、先生曰く、「グラグラ? グルグル?」
「目を閉じていたので・・・わかりません、すみません。」トホホです。
改めて、病状説明は難しいと感じました。
当院に来院される飼い主さんは本当にペットの様子をよ~く見ていると感じました。
でも私も自宅にいる子たちはよく見ています。
普段と様子が違うというのが肝心なのですよ!
U子