コトブキ通信
Vol.44「うさぎについて」
コトブキ通信 Vol.44-1「うさぎについて」
担当:真次
〇歯について
うさぎの歯は全部で28本あり、上顎の前歯(上顎第一切歯)の真後ろに小さな前歯(上顎第二切歯)があります。
前歯(第一切歯)の役割ははさみのように草を切り、上顎と下顎の奥歯(臼歯)は横に動いて草をすりつぶします。
うさぎの歯は、前歯・奥歯共に伸び続ける常生歯で、前歯は1年に10~12cm伸びると言われています。
不正咬合について
うさぎの歯は常生歯といい、一生涯伸び続ける性質があります。
多くは、食餌による摩耗不足(主食をペレットにしていたり、柔らかい牧草ばかり食べている。)で、切歯および臼歯の過長が起こります。
歯冠の過長だけでなく、歯根の過長により、鼻涙管を圧迫して流涙や眼球突出を起こしたり、感染により根尖周囲膿瘍になる事もあります。
【症状】
・食欲不振
・琉涎
・体重減少
・削痩
【原因】
・食餌による歯の摩耗不足
・先天的要素
・切歯(前歯)の場合、ゲージの金網に引っ掛けたりする事による外傷
【予防】
・なるべく繊維質の多い1番刈りの牧草を与える。
・ペレットの量と牧草は1:9の割合で与える。
・飼い主さんのまめなチェック!(定期的な健康診断をお勧めします♪)