コトブキ通信
Vol.29-③ 「猫の嘔吐についてのお話③」
コトブキ通信 Vol.29-3「猫の嘔吐についてのお話③」
担当:加藤
“吐く”が症状に見られる病気
〇食道の病気
・食道炎
・食道が炎症を起こす病気
・痛みのため食欲がなくなる
・食べ物を飲み込みにくそうにする
・食べて、すぐに吐き戻します
〇甲状腺の病気
・甲状腺機能亢進症
・甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気
・高齢の猫に多くみられる
・多飲・多尿・活発になる・食欲旺盛だが痩せていく・嘔吐・下痢などの症状
〇肝臓の病気
・化膿性胆管肝炎
・胆管と肝臓が炎症を起こす病気
・肝リピドーシス
・肝臓の組織が脂肪になっていき(脂肪肝)、機能が落ちる病気
・肝リンパ腫
・ネコに多く見られる腫瘍
〇膵臓の病気
・膵炎
・膵臓が炎症を起こす病気
・嘔吐、下痢、元気や食欲の低下
・以前は見つけるのが難しかったが、近年診断が可能になってきました。
〇腸の病気
・便秘
・便がなかなか出ない
・小さな硬い便しか出ない
★異物が腸に詰まっている時に吐いたりします
・腸炎
・腸が炎症を起こす病気
・元気・食欲の低下
・細菌やウイルス感染、アレルギーなど原因は様々
〇胃の病気
・胃炎
・胃が炎症を起こす病気
・元気・食欲の低下
・嘔吐を繰り返す
・原因は感染やアレルギーなど
〇腎臓の病気
・腎臓病
・腎機能が低下し、血液中の老廃物を尿中に排出できなるなる病気
・毒素が体内にたまり、食欲がなく、痩せ、繰り返し吐く