コトブキ通信
Vol.68「猫の危険な吐き方について」
コトブキ通信 Vol 68 担当吉永「猫の危険な吐き方について」
●何度も吐く●
1日に何度も吐くようなら異常かもしれません。目安としては4回以上。
緊急性が高い病気の可能性もあります。吐くと脱水症状になってしまうことがあります。
考えられる病気としては、飲み込んだ毛が体内に溜まってしまう「毛球症」や異物による腸閉塞など。もう一つ怖い病気で「パルボウイルス」の可能性も。
死に至る病気です。ワクチン接種をしていればほぼ防ぐことができます。
●吐いた後にぐったりしている●
吐いた後に、もしぐったりとしていたら命に関わる可能性が。感染症や腎不全、尿路結石、肝疾患、中毒などの内臓疾患などの疑いがあります。
●異物や血が混じっている●
毛だけが問題あるのなら問題はないでしょう。もし異物や血が混じっていた時は気を付けなければいけません。何度も繰り返し吐くならば、おもちゃや小物など誤飲してしまった可能性があります。血が混じる場合は消化器系の病気で潰瘍を起こしているかもしれません。
●何日も連続して吐く●
何日も連続して吐く場合、消化器系や泌尿器系や脾臓、肝臓の病気、寄生虫感染などが考えられます。食欲がない、ぐったりしているなどの症状もみられるようなら早めに受診を。
ただ、食べ過ぎなだけ、フードが合わないなどの可能性もあります。
嘔吐した後に普通に元気なら、しばらく様子を見ても大丈夫でしょう。
●変な匂いがする●
便臭やアンモニア臭などがしていたら早めの受診が必要です。
便臭の場合は腸閉塞かもしれません。腸閉塞かもしれません。何らかの原因で腸が詰まってしまっている状態です。
アンモニア臭がする場合、腎不全の疑いがあります。
アンモニア臭がする場合は尿毒症を起こしています。緊急を要します。
猫が吐いたあと吐いた直後は、水やフードを与えるのは控えましょう。胃や腸にトラブルが起きているところへ与えると、再び胃腸運動を起こし、状態がさらに悪化する可能性があります。吐いた後の他の様子を見て、回復しない様であれば早めに受診を。。。