Vol.52「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」

コトブキ通信 Vol.52「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」
担当:吉永
<原因>
SFTSウイルスに感染することです。
ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するといわれています。
潜伏期:6日~2週間
<主な症状>
発熱、消火器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)。
また頭痛、筋肉痛、意識障害や失語なども神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や
下血などの出血症状などが起きます。
<マダニはどこにいるの?>
マダニはどんな気候や場所にも対応する寄生虫で日本国内どこにでも生息していますが、
中でもマダニが特に好む場所として知られているのが
山林や川原の土手などの草むらです。都市部の公園などでもマダニに寄生する危険があります。
<犬のマダニの見つけ方・取り方>
散歩から帰ったらマダニをチェック!!
特に頭や、耳、眼の縁やお腹、足の指の間や背中などもチェックしてあげてください。
もし、マダニを発見してもしっかりと食いついているマダニを見つけても
決して無理にとろうとしてはいけません。
化膿したり、病原体をペットにうつしたりするので、見つけたらすぐに動物病院へ。
<飼い主様が気を付けること>
☑散歩の際に野山や草むらに入る場合は
長袖長ズボン帽子を着用するなど肌の露出をさけ、マダニに咬まれないようにしましょう。
☑散歩から帰ってきた際には、人間・犬・猫ともに
マダニに咬まれていないかチェックしましょう。
☑犬猫の場合、被毛の薄い目・鼻・耳・指の間などを
重点的に観察してください。
☑もし咬まれていた場合は無理に引き抜こうとせず
医師(皮フ科)・獣医師の診察を受けましょう。
☑ご自身が咬まれた場合、数週間は体調の変化に注意をして発熱等の症状が現れた場合は
医療機関を受信しましょう。
☑感染した犬・猫からもうつります。