コトブキ通信
Vol.2 「足裏の毛 伸びていると危ないです」
コトブキ通信
Vol.2「足裏の毛 伸びていると危ないです」
担当:加藤
イラスト:久保田、中尾
みなさんは、お家のワンちゃんの足裏の毛って気にしていますか??
足裏の毛が伸びるなんて、そんなに気にする事もないかな?と思う方もいると思いますが、本当はとっても大切な事なのです!!
なぜなら…最近のワンちゃんは室内飼いがほとんどで、床がフローリングであるお家が多いと思いますが、
ソファなどに飛び乗る時や降りる時、お家の中で走り回ったりした時に、すべって足をくじいてしまったり、腰を痛めてしまう事があります。
<足をくじいてしまうってどういう事!?>
足をくじいてしまうとは、捻挫の事で、ひざから下をくじいてしまうことを言います。
犬にも、私たち人間にもひざのじん帯の裏側に膝蓋骨という物があります。
これは私たちが普段「ひざのお皿」と呼んでいる部分になるのですが、その膝蓋骨が本来の場所からずれてしまう事を言います。
トイプードルやポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどの小型犬に多く、先天的になりやすいです。
症状としては、
①ぴょんぴょんと飛び跳ねたりして遊んでたら、突然「キャンキャン」と鳴く
②しばらくは3本足で歩くなど、
この2つが主な症状として発見する事ができますが、そのうち膝蓋骨が元の位置に戻ると、何事もなかったかのように歩いたり、走って遊んだりするのですが、
1度なってしまった子はまた同じような事が何度も起こると思います。
そして膝蓋骨がずれてしまう時には痛みを伴ってしまうので、しっかりと予防しましょう!!
実は…足裏の毛は伸びるのが早い子だと1ヶ月もすれば、肉球を覆い隠してしまうほど伸びてしまいます。
肉球は、滑り止めの役割もあるので、毛が伸びて肉球を覆ってしまうと、その役割を果たせなくなってしまいます。
当院では、足裏の毛のカットも420円で行っておりますので、お気軽にお越しください♪
そして、当院で行っているトリミングサロンではトリミング後に、いい匂いのアロマクリームを鼻や肉球にたっぷりと塗って、
保湿を行っておりますので、興味のある方はぜひお試しください!!
予防法
①足裏の毛が伸びていると、フローリングの床ですべって足をくじいてしまう事もあるので、こまめに足裏の毛をカットして、いつも肉球パッドが見えるようにしましょう。
②お家の中で、階段の上り下りや、ソファなどに飛び乗り、飛び降りをなるべくさせないようにしましょう。
③ぴょんぴょんとジャンプさせないようにしましょう。
④お散歩でも、なるべく段差の少ない所を歩かせてあげたり、階段などは抱っこしてあげましょう。
⑤ドッグランなどで長時間走り回ったり、ボール遊びをすると、膝蓋骨がずれてしまう事があるので、注意して遊びましょう。