コトブキ通信
Vol.3 「ノミ・ダニ の予防のお話」
コトブキ通信
Vol.3-1「ノミ・ダニの予防のお話」
担当:加藤
イラスト:久保田、中尾
皆さんは、ノミ・マダニ予防をしていますか?
ノミやマダニはすごく小さいけれど、吸血をするだけではなく、吸血される事によって感染してしまうと、とっても怖い病気もあるのです。
そして、ノミ・マダニは皆さんのワンちゃんやネコちゃんのお散歩コースにある草むらなどにひそんでいて、
ワンちゃんやネコちゃんが通りかかる時を待ち望んでいるかもしれません。
でも…1ヶ月にたったの1回、投与するだけで防ぐ事ができるので、しっかりと予防しましょう!!
<マダニについて>
マダニを発見したら!?
マダニが体内に持っている病原菌が、ワンちゃんやネコちゃんの体内に侵入してしまうので、絶対にマダニを無理矢理引っ張ったりしてはダメです!
発見したら、すぐに病院に来てくださいね!!
マダニは一度吸血を始めると、4~5日間をかけてゆっくりと吸血して100倍以上の大きさにまで膨らんでしまいます。
マダニ1匹の最大吸血量は1mlもあり、大量に寄生されてしまうと、貧血を起こしてしまいます。
<ノミについて>
ノミは1日に20~50個の卵を産み、一生では2000個以上の卵を産みます。
そして、画像右図にあるようにノミのライフサイクルは最短2週間で完成してしまいます。
もし、皆さんのワンちゃんやネコちゃんの体に5匹のノミの成虫が見つかったとしたら、実は卵~さなぎの段階のノミが、なんと95匹もいると言われているのです。
ノミ・マダニが関係する怖い病気って??
マダニが媒介する怖い病気として、猫では外にお散歩に行く子、野良猫と喧嘩などをする子に多い「ヘモバルトネラ症」、
犬では「バベシア症」が代表的とされ、2つとも血液の病気です。
そして、犬・猫ではノミに吸血された時に、ノミの唾液によってノミアレルギーの皮膚疾患が多く、強い痒みが出るのが特徴です。
次回のVol.3-2では、ノミ・マダニ予防で多くの方が疑問に思う事など、もっと詳しくお話します☆