コトブキ通信
Vol.60「犬のストレスサイン」
コトブキ通信 Vol 60 担当吉永「犬のストレスサイン」
●目や顔をそらす、背を向ける
どんな時? 苦手な相手がいる
気持ちは? 自分は敵ではない関係ないと相手にアピール
対処法は? 犬が視線を外している時は 無理に目線を合わせようとするのはNGです
●固まる、ゆっくり歩く
どんな時? 初対面の犬や人を前にした時、 怖いことが起きたとき
気持ちは? 苦手、不安、怖くて動けない
対処法は? 愛犬がストレスを感じている対象から ゆっくり離れましょう
●人と人、人と物の間など割って入る!
どんな時? 家族や近くの人が興奮したり不安を感じたり していると犬が感じたとき、危険を感じるとき
気持ちは? ケンカをしないでほしい、そっちに行かないでほしい。助けてあげたい
対処法は? 落ち着いて、犬に安心感を与えてあげてください
●前触れなく粗相する
どんな時? 予想外のおどろき(恐怖を感じる出来事)
気持ちは? 怖い、おどろき、パニック
対処法は? トイレの失敗ではないので叱るのはNG 過剰な反応をせず、いつも通りに過ごす
●あくびをする、目を細める
どんな時? 病院での診察中、苦手なお手入れ中
気持ちは? 緊張を解きほぐそうとしている、 ガマンしている
対処法は? ガマンしながら受け入れている愛犬を ほめてあげましょう。避けられる物事であれば避けて あげるのも方法です
●体を掻く、ブルブルッと体を揺らす
どんな時? 飼い主の指示がわからない、服などの装着物が不快
気持ちは? やめたい、嫌
対処法は? 愛犬に落ち着いたトーンで声をかけましょう 装着物が原因の時は違和感と不快感 を与えているものの正体を見つける
●しっぽを下げて足の間に巻き込む
どんな時? 恐怖を感じる音や場所、相手に 遭遇したとき
気持ちは? 怖い、不安
対処法は? 不安を感じているものから離れ、 飼い主さんが一緒にいるという安心感 を与えてあげましょう。
●手足を舐め続ける、しっぽを噛む
どんな時? 運動不足、留守番中など暇な時
気持ちは? 退屈しのぎ、暇、さびしい
対処法は? コミュニケーションやスキンシップ、一緒に 遊ぶ時間を増やすなど、愛犬と向き合う 時間をつくりましょう
100%ストレスフリーな生活をさせてあげられるかというと、それは難しいかもしれません。 それでも、犬と人どちらもが幸せに心地よく過ごすためにできることは沢山あります。
犬はパートナーであり家族です。安心安全な暮らしを心がけましょう。
イライラしたとき、声を荒らげてしまったときは愛犬のことを考えてみてください。
怯えているか心配してこちらを見ているに違いありません。
愛犬と一緒の空間では、普段から穏やかな気持ちでいるようにしてあげてください。